骨折翌日。  =初診日=


 朝の7:30という、およそ病院に行くとは思えないような時間に、予約してあったタクシーに乗り込み
母と共に病院へ向かう。猫背矯正用のような装具(通称ランドセル)をつけただけで、昨日の二輪練習会で
転倒して骨折したまま放置している鎖骨が、歩いたり車に揺られる衝撃を受けるたびに痛んでくる。

 この歳で母同伴というのはちょっとアレなのではあるが、わたし一人では事実上何も出来ないのと、
向かっている病院というのが、ベテラン看護師でもある母の職場なのでは仕方ないか。

 15分ほどで病院到着。受付開始まで一時間以上あるから、さぞや閑散としているだろうと
思っていたのだが、けっこう受付待ちの人がいてびっくり。前日に朝早すぎる、と抗議したわたしに
「大病院を甘く見ないように」と言った母の意見は正しかった・ ・ ・でも初診は一番乗りでしたが。


                 ☆


 その後はひたすら受付が開くのを待つ。こんな事もあろうかと文庫本(特厚サイズ)を持ってきては
いたのだが、右手が使えない現状ではページを繰る事が出来ないので諦めて、ぼーっとして過ごす事に。

 その間に母は出勤してきた部下を呼び止めては仕事の段取りをあれこれと指示してました。


 などとしていると受付が開いたので、初診申込用紙とか最初に担ぎ込まれた病院からの紹介状とか
その時撮られたレントゲンフィルムとか、そーいったものを母が受付に提出してくれる。

 そして戻ってきた母が「こんなん初めて見たわ」と見せてくれた紙には「他病院からの紹介患者様へ」と。
時間が来たら係の者が案内しますから、その場でお待ち下さい、とかで。紹介状付きだとちょっとだけ
扱いがいいのか(笑)。

 その後、係の人に案内されて整形外科外来待合まで行く。っつーてもさほど離れている訳でもなかったが。
そして係の人の「お名前呼ばれますので、それまでの間しばらくお待ち下さい」といわれ、再度待つ事に。


                 ☆


 そしてまた待合で待っていたらようやく名前を呼ばれたので、いくつかある診察室のうちの一つに入る。
中にいたのはベテラン風で人当たりの良さそうな先生なのでちょっと安心。
どういう状況で鎖骨を骨折したのか一通り聞いた後、最初に担ぎ込まれた病院からのレントゲンフィルムを
ちょっと見て、再度レントゲンを撮ってきて下さいと指示されて、今度は放射線科へと移動。

 そこでもしばらく待った後、正面から一枚、斜め下から一枚、そして何故か胸部全体を一枚、そして
ついでに、といった程度に右足首からつま先にかけてを二枚撮られる。。
そして現像が上がってくるのをしばらく待ってから、それを持って再度整形外科へと戻る。

 それをレントゲンフィルムの専用受付箱の中に、母に放り込んでもらってしばらく待つと、また名前を
呼ばれたので、再度診察室の中に入る。

 そして撮ってきたレントゲンを元に、現在の状態を解説。最初の病院で撮ったレントゲンフィルムでは
__/ ̄ ̄という風に、クランク状に3つに分解しているように見えたのだが、新たに撮り直した
フィルムでよーく見てみると、/状になっている部分が、斜めに重なり合って割れているので
大きなパーツだけで合計4つ。恐らく細かく割れているのもあるだろうから「まあ粉砕骨折手前といった
感じですね」とは先生の言葉。

 でもってこれがその時のレントゲン。退院間際に主治医の先生にゴネて実費で複写してもらった(笑)。
人によってはエグいと感じるかも知れないので、別ページで開きます。まあ、治療後のものに比べたら
大したことないけど。

 そして今後の治療方針に関しての話になる。最初に「一般的には、ですが」と前置きしてから
このくらいにバラバラになった鎖骨の場合には、手術してプレートを当てて骨折部位を回復させる、
ただし、ぎりぎりまで保存治療する方向の病院の場合は、このまま手術せずに自然治癒を待つという
治療方法をとる場合もある、との事。ただし、その場合は手術よりも完治までに時間がかかり、わたしの
場合だと2ヶ月以上かかりそう、との事。「で、どちらの方針で治療しますか?」

 自分で見た感じでも、「これだけバラバラではあかんやろうなー」と解説される前から手術する事を
覚悟していたので、さっくりと「では手術する方向でお願いします」と言ってしまう。

 実際問題として、まともに右手が使えない状態では日常生活すらままならないので、その状態を
すこしでも短くしたかった、というのがあったりとか。

 ドクターもすでに手術の方向で考えていたのか?、早速手術の日程の検討に入る。がしかし、
たまたまこの週は手術室の空きがなく、翌週の火曜日に入院、そして翌日の水曜日に手術、その後の
経過を見て土曜日か月曜日に退院、という事になり、今日はこのまま手術前の色々な検査をする事に。


                 ☆


 という事で、今度は中央処置室という所に場所を変え、なにやら色々と検査を受ける事に。
最初に検尿から始まって、採血、血液凝固、心電図と検査のフルコース。さすがに手術するとなると
検査項目も増えてくるらしい。

 検査を受けている人自体は結構いたのだが、空いているところからさくさく受けていったので
さほど時間もかからず終了。

 その後は場所を変えて肺活量等の検査を受ける。とは言っても精一杯息を吸う事が困難な状態なので、
ちょっと手間取りましたが。

 これでドクターに指示されていた検査は終わり、と思っていたらベテラン看護師でもある母が、
「胸部レントゲンは要らんのか?」と聞いてくる。しかしそれは最初のレントゲン撮影で撮った記憶が。

 その辺が微妙だったので、母が居合わせた知り合いの技師さんに院内LANでチェックしてもらったら
すでに撮影済みになっていました。

 って事はあのドクター、レントゲンを撮る前からわたしが入院手術コースになると予測して、骨折部位と
胸部レントゲンを一緒に撮るように指示していた、という事なのか?

 ベテランドクターはやる事が違うなー、などと思いつつその場を後にして、入院受付窓口にて来週の
入院のための手続きをする。そこでもらった入院患者向けのパンフレットや入院時の注意書き等の書類は
フルカラー印刷の立派な物でした(笑)。

 その後、処方された薬を受け取って、本日の治療費の精算をしてもらってなんとか初診は終了。
待っている時間が大半だったような気が。

 時刻はすでにお昼をまわっていたので、病院内の食堂にて(母のおごりで)お昼ご飯を食べてから
またもやタクシーで帰宅したのでした。


初診日、了。


p.s.そのあと入院までの一週間、熱は出るわちょっとでも動かすと痛いわ寝ようにも特定の姿勢でしか寝れず
寝返りすらできないわご飯は左手で食べなくてはいけないわ本は読めないわと、さんざんな目に遭ってました。
すべて自業自得なんですけどね。 orz



B A C K N E X T