釣り逃がした魚は大きかったのか?




昼食を食べ終わった後、記録用のデジカメを持ってきていた特殊自由雲台を使ってバイクにセットする。
今年はちょっと実験的に走行シーンを動画クリップで記録してみようかと考えての事。
ただ、デジカメの関係上、1クリップあたり最大30秒が限界なので、その時間内にセクションを終える必要があるのが
「ちょっとしんどいかも知れんな〜」
まーどーにかなるだろ、と気にしないでおく。そもそも動画クリップの撮影自体が実験なんだし。

とかいろいろとしていてもまだ時間があったので、もう一度法規コースを下見することに。
コースレイアウト自体は去年と同じだし、あんまり意味はないような気はするものの、そこはそれ
「学生の頃の試験開始直前の悪あがきと一緒やね〜」
とはいえ、それで1〜5点を稼いだ事もあるのだし、常連さんばっかりのこういう大会では
それが重要になってくる可能性も捨てがたい。なにより、やれる事があるならやっていた方が気が楽だし。


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「ここではこっちを確認してそれからあーしてこーして」
などとあーだこーだと同じ事を頭の中でシュミレーションしつつ、コース上を歩いていると、時間になったらしく
ぞろぞろと人が集まって来ていたので下見を中止してそちらへと急ぐ。

私の到着を待たずして、すでに競技会の開会式は始まっていたような感じではあるが、その辺は気にしないで
偉い人の挨拶なんかを聞き流していたら、知らない間にプログラムは進行してコースの試走となる。

試走、というだけあって、コースをぐるっと回って走るだけなので、エンジンの暖気になったかな?という
程度の走り方。一応、攻略法を考えたりとかはしていましたけど。

そして発着点に戻ってきたら、いよいよ競技会本番の始まり始まり〜。
とはいえ、私の出場している一般Bクラスは最後の出走だし、その中でも私の出番は後の方なので、さほど
緊張する事もなく、原付/女性クラスが準備しているのをぼけっと見物する。

と、よく見たら、なんとうちの会社のバイトの女の子が一番最初に出走するようである。そーいえば
着けているゼッケンの数字は1だな(笑)。訳も分からずに出場してきていきなり走り出さなくてはならないとは。

どーもがちがちに緊張しているみたいに見えたので、一声
「教習所の卒検の練習のつもりで頑張ってきて」
などとお気楽な言葉をかけてみる。さほど緊張はほぐれた様子はなさげだったが
「頑張りまーす」
などと素直な返事と共に法規走行の出発地点に走り去るのを見送って、そのまま彼女のギャラリーを開始。


仮にも現役の教習生、それなりに走ってくれるだろうと思っていたら
「そっ、そこは違うだろ、あーちょっと待て、そこで一時停止しなくてどうする、おいそこで左右確認せずにどうする?」
ってな感じで、なかなか楽しませて頂きました(笑)。うん、ある意味、立派な反面教師になってましたな。

などと他人の走りを楽しみつつギャラリーしていると、出走順が近づいてきたらしく私のゼッケン番号が呼ばれる。
さて、いよいよですな。って、暖機運転しておくのを忘れてた!


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どういう訳か、今年の私は全くといっていいほど緊張しておらず、実に平常心のままで競技の開始となる。緊張感が楽しめない〜。
最初は法規履行走行セクション。先ほどまでの脳内シミュレーションが効を奏したのか?さながら自動機械のごとく、
各ポイントで予定していた動作をさくさくと行いつつ、のんびりまったりな速度で到着点に向かう。
「こーなってくるとアレだな、バイクに乗車した状態での振り付けダンスみたいなもんだな」
などと、緊張感の欠片もない事を思いつつ、到着点にまでたどり着く。
そして降車して、採点官に合図をしてこのセクションの終了〜。ほんと、この区間のスコアは是非とも公開してもらいたいです。


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そして去年同様、次は一本橋走行へと。
ではエンジンをかけて移動させようか、とした所へ、女性の係官が
「ではエンジン切ったままでバイクを押してこちらまで来て下さい」
などとのたまう。セクション間が狭いので押し歩きだと一本橋からの直線上にバイクを持って行きにくいんだけどなぁ。

とはいえ逆らう訳にもいかないので、出来るだけ慎重に軸線を合わせて停止線にバイクを移動させる。
下の写真は、その一本橋のもの。こうやって見ると結構長いようにも見えるんだけどなぁ。

 

一本橋。実は指を写し込むという超初心者なミスをしてしまい、画像処理で誤魔化したりとかしています。よく見れば橋の一番手前が微妙にピンク色なのが誤魔化しきれなかった部分(笑)。

 


係の人の「準備いいですか?」の声に頷いて、いざスタート。去年の教訓に基づき、最初のかけ声はなしで前輪が
乗り始めた時から>頭の中で秒数をカウントしていく。この時の視線は鉄板ではなくて橋の延長線上に突っ立っている
電柱のあたりだったりします。

前輪が脳内カウント16秒で一本橋の終端に達するという、なにやら微妙なペースだったので、
「あと1〜2秒粘っておいた方がいいかな?」
という考えが頭をよぎり、後輪のみを橋上に残した状態で足を地面に付けず停止して秒数を稼ごうと試みる。

これが失敗の原因でした・・・

リアブレーキを踏んだままアクセルを開けてバランスを取ろう、とした途端、突然エンジンがストール。
あまりの事態に頭の中は?!?!?!?なパニック状態(笑)。んがしかし、体に染みついた習性とは恐ろしいもので、
そのまま足を付かずにセルボタンを押してエンジンを再始動。エンストなんかしなかったようなフリをして渡りきる事に成功。

もちろん、エンストしたのを誤魔化せた訳はなく、しっかりと減点されてましたが。しかし係の人の、
「リカバー上手いねー。あそこで足付いていたら最大減点やったけど、エンストだけやから減点最小限で済んだで」
との言葉にちょっと救われた気分になる。

もっとも、エンストした時にはそこまで頭が回っていなかった、というのはここだけの秘密にしておいて下さい。
ちなみにタイムは18.5秒でした。あんなトコで頑張る必要なんか全くなかったんやね・・・


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まだまだ修行が足りてないなーなどと思いつつ、次のステージである急制動のスタート地点へとバイクを移動させる。
ここも一本橋同様、減点されていてはいけないセクションですが、去年は見事に指定速度不足で減点を食らっているだけに
今年はややオーバースピード気味に行ってみようという作戦を立ててみる。
「とはいえ、速度超過で減点されてもアホみたいやし」
という事で、だいたい55km/h程度の速度を目標にしていざスタート!

などと綿密な計算を立てていった割に意外と速度は出ておらず、実測51.5km/hという結構きわどい速度だった。
・・・なんで毎年きわどい(もしくはアウトな)速度になるんだろ?
と思っていたら、計測していた係の人が
「実はここ、制動開始線の直前で速度測定しているから、エンジンブレーキで思っているより速度が落ちるんよ」
と教えてくれる。・・・なるほど。
ま、きわどかろうが何だろうが、指定速度には達していたので良しとしますか。制動距離はぜんぜん余裕だったので
このセクションでの減点はなし。ま、本来ここは落としてはいけないセクションなんですけどね。
ちなみに下の写真はその急制動の速度計測&制動距離測定地点のもの。スタート地点は撮ってませんでした。

 

黄線上に並んでいる小さい目のパイロン間が測定区間、のはず。写真左端にあるグレイの箱みたいなのが速度計測器、だと思う。

 




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次なるセクションは、私が苦手とするコーススラローム。何がイヤかってここの路面は砂&枯れた芝生がそこかしこに
撒き散らかされているので、実にスリリングでいまいち攻略しきれないっていうのが・・・
しかも去年走った経験からすると、バンクさせた状態からでもアクセルを開けていかないとタイムを短縮できないコースレイアウト。
グリップとスリップの境目を見極めるのが実に難しい。

などと、真剣に考えていたはずがあるわけはなく、実際のところは
「まー今年も転倒しない程度に頑張るかなぁ」
ってな感じで、結構やる気なしの余裕たっぷり状態(笑)。しかも今年はこのコンテンツのネタ作りのためにデジカメ搭載しているんだし
「動画撮りながら走るんやから、転倒してクラッシュ!というのだけは何としても避けなあかんし」
という訳で、さらにやる気なし状態に加速がかかる(笑)。

しかし、スタートラインについて、係の人の「いいですか?行きますね、よーい、スタート!」との合図と共にスタートすると
上記のようなやる気なしな考えが全部どこかにすっ飛んでいって、結構攻めて走ってるのは何故なんだろう?不思議。

そして(多分)WEB初公開! 安全運転大会のコーススラローム実走動画!!

いまいちアクセル開け切れていないのも、走行ラインも、動画の最後に車体が傾いた状態でリアタイヤをロックさせて
「おっと!」なんて>叫んでいるのも全部もろバレ(笑)。
音声も画質もいまいちですが30秒クリップですのでご覧下さい。斜め45度の地平線を見る事が出来るのではないかと(笑)。
再生出来ない場合には、クイックタイムプレイヤーが必要かも。ご入用なら下のバナーからダウンロード出来ます。

                      

今年はなにやら基準タイムが甘い目の設定だったのか?何故かこのセクションを減点なしで切り抜けてしまう。
毎年このセクションで減点されていただけに、実に意外で、あら?どうして?ってな感じ。ホント、何でだろ?
下の写真はこのセクションのスタート地点。突き当たりのパイロンまで一気に走っていってすぱっと右折してぐりぐり走っていく。
カメラ目線なのは、去年のチームメイトのAさん。

 

写真は午前中に撮ったので、このように下見の人が写ってたりもします。

 


まー減点なしなら気にする必要はないか、という事でさっさと次なるセクションへと進む。



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そして次の課題は応用千鳥走行。超ブラックバードでは物理的に通過不可能なこのセクションですが、ふつーのネイキッドバイクに乗って
ハンドルフルロックUターンを左右連続して出来る人なら、通過は楽勝で可能。もっとも、最初の入り方次第でもありますが。

私はこーいう小手先の器用さを求められるセクションは得意なので、さらっとノーミスで通過。次へと進む。
下がその応用千鳥走行の部分の写真。わりと狭そうに見えますが、実際も狭いです(笑)。
上の写真同様、下見しているのは去年のチームメイトのAさん。

 

写真は午前中に撮ったので、このように下見の人が写ってたりもします。

 


私にとってここはポイントを落とす所ではないですが、車種によってはここは最大の難関となっているかも(笑)。



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そして、次のセクションはコンビネーションスラローム。直線スラロームとオフセットスラロームがセットになっているという
意外と曲者なセクション。最初の一本目をクリアするラインでほぼ成功/失敗が決まってしまうというのが辛い所。

ここは去年も一昨年もさらにその前の年も減点されているという苦手セクションだけに(ライディングフォームが悪かった)、
「今年こそは減点なしで!とは言わんでもなるべく少なく!」
というよーな微妙に消極的な目標を立てて、スタートラインへと進む。
下の写真はスタートラインからの眺め。ゴールまでの距離は割とあります。

 

微妙にパイロンずれてますが、コレを撮ったのは午前中なので。競技中はちゃんと一直線でした。

 


係の人の
「いいですか?それではスタートいたします。はいスタート!」
との合図と共にいざ発進!と思ったら、アクセルが空ぶかししてちっとも前に進まない。え?え?え?え?え?ってな感じで
メーターパネルを見ると、なんと、ギアがニュートラルのままでした。

いかーん!何をやってんだぁ!と、ここで見事なくらいにパニクった私、チェンジペダルを蹴飛ばして一速にたたき込み再度発進を試みるも、
なんと、この期に及んでエンスト!

あぁあぁあぁなにをやっているんだぁあわたしわぁあ!ってなくらいに最高潮に頭の中が混乱したものの、三度目の正直というやつであろうか?
なんとか発進する事に成功。

したのはいいのだが、何をとち狂ったのか?一速で行かなくてはならないこのセクション。つい二速にシフトアップしてしまう。
いかーん!とは思ったものの時すでに遅し、最初のパイロンはすぐ目前。しかもライン取りは二速走行時のもの・・・
事ここに至ってはすでにどうしようもなく(スタートで失敗した段階で終わってるが)、そのまま色々と誤魔化しつつなんとか
二速のまま走りきってしまう。

当然、山盛りの減点を頂いてしまう。あぁあ、いくらパニクっていたとはいえ、何をやっているんだ私。
ここでの大量減点が、後になってとんでもない影響をもたらしてしまう事になったとは、この段階では気づいていませんでした。

そして、コレがその時の実際の映像(本物)。公開するかどうかは非常に悩んだものの、今後の反省という意味も込めて全世界に公開(大恥)。
再生条件等は上のmov.ファイルと一緒。今回は16秒クリップです。

「・・・まーミスったのは痛いけど、毎年減点食らってるんだし今年はそれがちょっと多かったってだけやんか。気にしない!」
と自分に(無理矢理)言い聞かせて、次のセクションへと。


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そして最後の課題は、ブロックスネーク。大半の参加者にとっては渡りきれるか落っこちるか、のどちらかしかなく、
細かい減点ポイントなんかを気にしている余裕はない、というのが実情。
そう、今年になって始めて知ったのがコレにも細かい減点規定があって、実は難易度は思っていたより高かった。
渡りきるのに8秒以上かけなくてはならないとか、ステップから足を離してはならないとか、色々と。
とはいえ、そんなのを気にしていては絶対途中で落っこちるので、去年と同様、
「大丈夫、去年何も考えんと行ったら行けたんやから、今年も行ける!」
などと何の根拠もない事を考えつついざスタート!

例によってブロックをがたがた鳴らしつつ、「よっ!、ほっ!、はっ!」ってな感じで、てきとーに走ったらいつの間にか
ブロック終端へと。後輪を微妙にサイドに落としかかったような気もしたが、減点もらってなかったので落としてなかったんでしょう。
下はそのブロックスネークの写真。このセクションだけは、中国雑伎団風味が漂うような気がするのは私だけですかね?

 

今年はあんまり落っこちる気がしなかった。実際、通り抜けたし(笑)。

 


これで全てのセクションは終了。あとは首からぶら下げている採点カードを係の人に回収してもらった後、車両置き場に
バイクを止めて全員が競技を終了するのを見物する。


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例年だと、全員の競技が終了したら、得点の集計結果が出るまで、白バイ隊のデモ走行や体験試乗等があるんですが、
今年は白バイ隊の隊長さんのご厚意により、特別に任意の課題セクションの練習をさせてもらえる事に。ありがたい。
撤収しかかっていたパイロンやらブロックを再配置して、みんな思い思いのセクションでひたすら練習。

そうこうしているうちに結果が出たらしく、練習は終了して閉会式へと。
総括とか講評とかなにやらお話が続いた後、いよいよ結果発表となる。

この時の私の心理状態は「聞きたいけど、聞きたくない」というなんとも表現しがたいもの。
大失敗したのが分かっているので大した成績ではないはずなのは想像がつくが、でもひょっとしてという甘い期待もちょっとあったりとか。
正直なところ、スタート直前よりよっぽど緊張してました(笑)。

「ではまず優良ライダー賞の発表から行います。優良ライダー賞、しろすずめばち、XXXXX、XXXXX(覚えてない)」
名前呼ばれた順から類推すると、今年は総合五位という事ですか。うーん。大きなミスをした割にはいい成績ではあるものの・・・
「ま、今年ミスしてもこの成績が取れたという事は、来年ノーミスでクリアしたらもっといい成績が取れるという事やから」
と超前向きに考えて、来年に望みをつなぐ。
そしてAさん&バイトの女の子は共に敢闘賞を受賞。もっとも同じ敢闘賞でも選手のレベルがえらく違いますが(笑)。
そして下の写真が今年バージョンの優良ライダー賞のトロフィー。台座が本物の大理石になって、去年よりも高級感がアップ。
お持ち帰りしやすい小型サイズなのも去年と同様。光源の関係で金色に写ってますが、実物は銀色です。

 

実物は結構小さいです。

 



いつになったらいちばん大きなサイズのをもらって帰れるんだろう?




                  ☆




そして、大会終了後、今年最優秀ライダー賞を取った人に
「自分、今年惜しかったんやでー。スラロームのミスなかったら自分が優勝してたのに」
などと言われる。

え?   え?   え?   何ぃー!!

「いやー、そんな事ないでしょう」
などとその場では謙遜していたものの、頭の中は
「あぁあ、あの時ミスってなければ今頃一番大きなトロフィーはわたしのものだったのか?」
などとショックで思考がループ状態(笑)。世の中、知らない方がいい事もあるっていうのはこーいう事ですな。
(後日、別ルートからもこの話が出てきたので多分ホントなんでしょう。)

もしかして、釣り逃がした魚はシロナガスクジラ並みに大きかったのか?

ちなみにその最優秀ライダーの人は全国大会でも優勝されたそうです。おめでとうございます。


                  ☆


というような風にいろいろな反省点を残しつつ、今年の安全運転大会は終了!来年は凡ミスをなくして、
(天然ボケでは?という意見は無視!)ちょっとでも上位を目指したいものです。










P.S.今年貰って帰ってきたトロフィーを見た家族の感想。
「去年は栓抜き風味やったけど、今年はスコップもどきかいな」
「あのね・ ・ ・」

興味がない人にとってはそんなもんですな(笑)。

 

B A C K M A I N N E X T

 

ちなみに今回のトロフィーですが、ココで売っているのを発見。そーか、これくらいの値段なのか・・・