骨折リハビリツーリング記



鎖骨の手術をして以来かれこれ7週間が経過して、ようやく主治医から「もーバイク乗ってもらってもOKですよ」と
限定条件付きながらお墨付きが出ました (入院中すーっとツーリングマップルを見ていたw)

「ただ、骨がまだスカスカの状態でしかくっついてませんから、もう一度同じような転倒をした時には保証出来ませんよ。
最悪、鎖骨に付いているプレートが曲がって骨折、という事もあり得ますので」

と注意されても、その程度のリスクでは「バイク乗りたいっ!」というリビドーにストップはかかりませんでした(笑)。

「要するに転倒しなかったらいいんやろ?」

そもそもこういう考え方をする辺りからして何か間違っているような気もしますが、それ以前に主治医から正式に
バイク乗ってもOKと言われる前から、掲示板でツーリングの企画を立てている辺りからすでにアウトですな(笑)。

兎にも角にも、ほぼ二ヶ月ぶりにまともに乗る事になる今回のツーリング。果たしてどうなる事やら。



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今回同行するのは初参加のオダ@FZSさん。初、とは言ってもスクールなんかでよくお会いするので、バイクに乗る
スキルはぜんぜん問題ないというのは判明しているので、お気楽に走れそう。


当日の朝、CBR900RRのエンジンをかけようとしてみると、二ヶ月以上放置していたせいか?エンジンは
始動するものの、そこからアイドリングが持続せずちょっとあせる。

「おかしい、昨日エンジンテストした時はすぐにかかったのになんでだっ?」

と思いつつも色々試した結果、どうやらガソリン残量がリザーブに切り替わる直前で、エンジンに必要十分なガソリンが
回っていないせいではないかと推察。

「という事はコックをリザーブにしてエンジンをかければOK、なはず、だよな?」

自分の判断を少々疑いつつも、コックを切り替えて再度エンジンを始動させると、何事もなかったかのようにアイドリングを
するようになったのでほっと一息。
っつーか、二ヶ月前から入れっぱなしのガソリンでツーリングに行こうとするな、自分。

そんなこんなしていると、いつの間にか予定していた出発時間を少々過ぎていたので、急いで出発。



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自宅近くのガソリンスタンドで給油ついでに時計を見ると、どーも普通に走っていたのでは集合時間を過ぎてしまいそうな
時刻になっていたので、仕方なく有料の湖西バイパスを使う事に。この有料道路は料金設定が微妙なので、あんまり
使う事はないのだが。  備考=現在は無料化されてます。

ガソリンスタンドを出てからはそのまま北上して、高架道路になっている湖西バイパスへと進んでいく。さすがに高速道路ちっくに
出来ているだけあって、前の車も順調に飛ばしてくれる(笑)。いちおー制限速度は60km/hなのだが。

そして、ここではじめて前日に装着していたマジカルレーシング製?段付スクリーン(中古)が効果を発揮し始める。ノーマルの
スクリーンでは多少伏せないと整風効果がなかったのが、このスクリーンだと特に何もしなくても風が肩の上をすり抜けていくので
結構楽。恰好もいいし(笑)。 ただ、

「風圧が減るから、体感速度が15km/hほどマイナスされてしまうのが欠点かな〜?」

急いでいるせいもあるのだろうが、ついつい速度が出てしまう。まー慣れの問題だとは思うのだが。


そして今回のツーリングが初使用のガエルネの「タフ・ギア」というショートブーツもなかなか好印象。ブーツの詳細はこちら
ソールが比較的厚めに作られているので、最初はシフト操作をし難かったものの、やや大げさな感じで操作すれば問題なし。

そして足の親指側サイドが割とフラットに作られているので、転倒した時にブーツがステップなどにひっかかって車体に体を
引きずられる、というような危険性も少なそう。以前他のブーツで転倒した時、引っかかって引きずられた事がある身としては
いささか気になるポイントなのです(笑)。

意外だったのが、非常に歩きやすい事。親指の付け根付近からつま先にかけての靴底のカーブが上手い具合に歩く動作を
推進力に変換する感じというか。この辺は登山靴メーカーとしてのノウハウなんだろうか?

ただ、ソールの幅が他の製品より狭い目に作られているらしく、普段通りのサイズのものを選ぶとちょっときつい感じがするとか、
バックルベルトを止めているプラスチック部品がブーツに縫い付けになっているので、この辺の耐久性がいまいち不安だとか、
ソール自体の弾力性があまりなく、長時間歩行するとかかとが痛くなってくるとか、いくつか気になる点もありますが。


などと新装備のインプレッションをしてレポートの行数を稼ぎつつ(笑)、待ち合わせ場所のコンビニまで急ぐ。



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急ぎ気味で走ったので、設定していた集合時間の”午前9時過ぎくらい”に無事待ち合わせ場所にたどり着く。
いつもながらアバウトな時間設定だなぁ(笑)。

と、オダ@FZSさんはどこかな〜と見回しつつてきとーに塀際にバイクを止めると、本人さん登場。どうも随分と前から
お待ち頂いていた様子。

「おはようございますー」などと挨拶をして、ちょっと雑談した後、二人して相談して今日走るルートを決める(笑)。
いや、事前にいくつか考えてはいたんですがね。

今回のルートは、国道477号線→国道367号線→(南下)→府道40号線→府道38号線→国道477号線→国道162号線
→小浜着、というもの。路面の荒れた前ヶ畑峠や百井峠を避けるために一部区間遠回りしてますが、山中ワインディングとしては
比較的走り良い道ばっかり、のはず。

ルートも決まったので、コンビニで買い物をした後に出発。下の写真は出発準備を整えるオダ@FZSさん。



二台のバイクの間の微妙な距離はナニ?




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コンビニでペットボトルのお茶を買い込んだ後、早速出発。まずは国道477号線を西へと進み国道367号線を目指す。
何故か有料の途中トンネルを迂回するために道幅の狭い旧道に入って、対向車に注意しつつ走りトンネルをスルーする。
そして、国道367号線との合流地点に到着。進行方向を間違えないように注意しつつ(以前間違えた)、一度南下して
京都市内方面へと進む。

そして今度は府道40号線を目指して進んでいく。この道は以前のツーリングでも何回か走った事があるので、あんまり
道を間違える気がしないので、それなりのペースで進んでいく。もっともそれなりに通行量の多い道なので、速度を上げてとは
いかないんですが。



適当に交通の流れに沿って走っていると、前方の信号が変わったので前を走っている車共々信号待ちをする。この間に
「車の脇をすり抜けて信号待ちしている車の前に出ようかな〜?」と思っていたら、いきなり脇道から白バイが出てきて
一瞬思考がフリーズする。 「え?なんか違反したっけ?」



待て、”まだ”何もしてないぞ。 ←まだって何?



などと混乱しつつもよく見たら、前の方で信号無視していた車を停めていたので一安心。ってーか、これって待ち伏せか?
何もわたしの目の前で捕まらなくてもいいでしょーに(笑)。 思いっきり驚いたってば ・ ・ ・

ちなみにその待ち伏せしていたのはここ。ご注意下さい。

その後は免許証の残り点数の関係上、少々慎重に走ってました(笑)。



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いきなりのイベント(?)に少々動揺しつつも、さらに距離を進めて、府道40号線の分岐点にさしかかる。ここの分岐には
コンビニという恰好の目印があるので、方向音痴のわたしでも間違えようがない。なのでこの道よく使うんですが(笑)。

そして信号を右折して西に向かい、府道40号線へと入る。この道は比較的交通量が少ない割に路面状況がよく、
走りやすいので結構好きなルートだったりします。もともとは国道477号線にある百井峠や前ヶ畑峠をスルーするために
見つけてきた道だったんだけど。

後方のオダ@FZSさんをミラーで確認しつつ、さくさくと進んでいって今度は府道38号線との交差点を右折、北上する。
そのまま道なりに進んで行くと、貴船口や鞍馬といった観光地があり、そこに向かう車が多少あるのでそれらの車の後ろに
ついて走る事に。パスして走ろうにも道幅が狭い目なのと、いちおーリハビリ中&先ほどの白バイショック(笑)もあり、
無理せずのんびりペースで進む。

鞍馬を過ぎると前が空いてきたので、少々ペースを上げつつ走っていく。そしてそのままさらに北上を続けると国道477号線と
合流するので、そのまま国道477号線を走っていく。

「ってーか、百井峠や前ヶ畑峠がもーちょっと走りよい道だったらこんな遠回りしなくてもええねんけどなー」

と思いつつも森林の中の道をそのまま進んでいくと、一部の人に大人気の花脊峠へとさしかかる。この峠道、高低差がある上に
路面は荒れ気味で、しかも超タイトターンと三拍子そろった酷道だったりします。

さすがに二ヶ月ぶりに乗るCBRではその質量を持てあまし気味で、ぎこちなくコーナーをクリアする事しか出来ずいささか凹む。
なんつーか、アクセルをパーシャル以上に開けてコーナーをクリアする事が出来ないって・・・

「あー、これがヘタレライダーになるって事かー orz 」

自分が想定したイメージ通りに走れないというのはつらいもんですなー。



                  ☆



などとショボーンと思いつつ、さらに先へと進んでいくと先の方に軽トラが走っていたので、適当なところでパスするつもりで
しばらく後ろについてのほほんと走っていたら、軽トラのリアタイヤ付近から「ピーン」という感じで
わたしの右肩上空付近を目がけて、茶色っぽい何かが飛んでくるのが見えたんですが。

見えたんですが「右肩の上を通過するなー」と思ったので、回避行動を取らずにいたら、どこかのピッチャーが投げた
フォークボールのごとく急下降、まだ仮癒着状態の右鎖骨のすぐ下にヒットする。

「・+*「:。〜| ̄!!」

飛んできた何かというのは、親指の先ほどもある小石でした・・・ あまりの痛さに声にならない叫びを上げて、しばらくは
バイクを走らせながら悶絶してました(泣)。 

「あ、あかん。こんな危険な軽トラの後ろなんか走ってられるか」

という訳で、さっさと抜いて先へと進んでしまう。あと1センチ上だったら、鎖骨を固定しているプレートに正面衝突でした。
まさか転倒する以外にもこんな危険があったとは・・・油断大敵。



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じんじんと痛む右肩を誤魔化しつつ走っていると、前方にそびえる山がうっすらと霧がかかったようになっていて、
輪郭がはっきりと見えなくなっているのに気が付く。曇り空でこーいう状況という事は、

「もしかしてアレかな?」

とは思ったものの、はっきりとは自信が持てなかったので、そのまま進んでいくと「山の中だから」という言葉だけでは
説明がつかないくらい風が冷たくなってくる。となると、やっぱアレか。ツーリングの天敵。

「こりゃもうあかんかなー?」

と、思っていた矢先、ついに雨粒がシールドに当たり始める。あーぁ。

最初はぽつぽつ、としか降っていなかったので、一瞬「このまま気にせずに行ってしまおうかなー」と思ったものの、進行方向の山は
雨の靄らしきものがかかっているので諦めて路肩に停車、後続のオダ@FZSさんに「カッパ着ますか?」と聞いてみると
「着ておきましょうか」という返事だったので、二人して路肩にバイクを止めて、カッパを着用して全天候型ライダーへと変身する。

カッパを着ている最中にも徐々に雨脚は強まって、ついには本降りに近いような所まできたので、この段階でカッパ着用を
決めたのは大正解でした。でも天気予報ではこんな所で雨になるような事は言ってなかったんだけどなー。



                  ☆


雨の降り始めで路面が怪しかったので、その後はのんびりペースでまったりと走る。晴れていればこの辺りはアップダウンが
あまりない中低速系のコーナーが連続するという、わたし好みの道なんですが。まーゆっくり走るのも悪くはないか。

雨の降りしきる中そこそこの距離をまったり走って、そろそろ休憩かなー、とか考えていたら、最初の休憩場所を
打ち合わせしていなかったのを思い出す。

「まーいい加減雨の中を走るのも飽きたし、休憩しよっか」

と、国道162号との合流地点のちょっと手前にあるウッディ京北に立ち寄って、雨宿りも兼ねた休憩をする事に。
下がその時の写真。ズーム機能なんて付いていない旧式デジカメで撮ったので、ちょっと遠い目に写ってますが(笑)。



一番手前のGSF1200Sは無関係な人のバイク(笑)。


雨宿りしつつ、スクールの休憩時のような雑談をしてまったり休憩。病み上がりで筋力その他が衰えているので、対策みたいな
事はしてきたものの、休む時間は多い方が何かと有り難い。

多い方が有り難いのは確かなのだが、結構な時間を待ったにも関わらず、雨は一向に止む気配を見せない。
時間的に押しているようなツーリングではないのであせる必要はないのだが、カッパを着たまま休憩しているので蒸し暑いから
さっさと走りたい、というのが本音(笑)。


しかし、雨は止むどころかどんどん勢いを増していく一方 ・ ・ ・(泣)。






ぱーと1、了。


B A C K N E X T